来年度の公立高募集定員 12校で480人減 学科再編や一括募集も
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募集定員を削減する群馬県立高校の一覧

 群馬県教委は21日、2020年度の公立高校の募集定員を発表した。伊勢崎、太田女子など12校で1学級(40人)ずつ減らし、全体で480人削減する。少子化に伴う定員削減は急速に進んでおり、21年度も11学級程度の削減が必要になる見込み。前橋商業が学科を再編するほか、前橋南では男女別の定員を設けず一括募集する。

◎この30年で県内中学卒業生は半減
 他に削減するのは前橋西、前橋東、前橋工業、高崎東、高崎工業、桐生南、伊勢崎商業、渋川青翠、安中総合学園、西邑楽。

 公立高全体の定員は1万2770人となる。今回の削減は13学級(520人)減となった11年度募集に次ぐ規模となる。

 前橋工業、高崎工業はいずれも機械科の定員を削減。入学後に学科を選択する「くくり募集」の前橋西、伊勢崎、伊勢崎商業は、伊勢崎商業が商業科を減らし、ほか2校は普通科を削減。3学科ある西邑楽は普通科を減らす。これまでの志願状況や学校の希望を踏まえた。

 高校教育課は、定員を削減する学校の選定について「全県でバランスの取れた高校教育を行う観点から、総合的に判断した」としている。

 前橋商業は、ビジネス総合とシステム情報の2学科を、新たに商業科の1学科に再編する。定員(280人)は維持する。システム情報で力を入れる情報分野の教育を、学年全体に広げる狙い。2年からコースを選択し、専門性を高める。

 教育機会を均等にするためとして、前橋南は男女で各120人だった募集方法を改め、全体で240人とする。男女一括募集への変更は、これまでも段階的に行われている。

 20年3月の県内中学の卒業生は1万7853人で、前年度より667人減少する見込み。少子化の進行で、この30年間で半減している。県教委は21年度までの4年間で、高校の定員を38学級程度を減らすことを計画。18年度募集は10学級、19年度募集は5学級それぞれ削減している。定員削減のほか、桐生・みどり地区などで高校再編も進めている。

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