「過労で男性医師死亡」 遺族が賠償求め伊勢崎佐波医師会提訴
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 群馬県の伊勢崎佐波医師会病院(伊勢崎市下植木町)の男性医師=当時(46)=が過度な労働で死亡したとして、遺族らが24日までに、病院を運営する伊勢崎佐波医師会を相手に、約3億1600万円を求める民事訴訟を前橋地裁に起こした。

◎亡くなる1カ月前は114時間
 訴状によると、男性は整形外科医として勤務。2015年7月、別の医師が休職し、同科の常勤医が男性のみとなったことなどから業務が集中した。平日も夜遅くまで働き、宿直勤務にも従事していた。タイムカードなどから、同年12月に死亡する直前1カ月の時間外労働は114時間で、その前の数カ月も1カ月当たり平均が約100時間だったと判明。手術や看護学校での講義の準備のため、自宅での研究や作業も避けられなかったとしている。

 原告側代理人によると、男性は16年に労災認定された。原告側は「苛烈かれつな労働を把握していたにもかかわらず、業務を減らすなどの措置を講じなかったのは安全配慮義務違反」と主張している。

 病院側は上毛新聞の取材に対し「裁判前のため、コメントは控えたい」としている。

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