磯部温泉「恋人の聖地」 県内2例目、新名所整備へ
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JR磯部駅近くに残る「恐妻碑」
碓氷川に架かる愛妻橋から望む磯部温泉街

 群馬安中市は24日、磯部温泉がプロポーズにふさわしいロマンチックな場所「恋人の聖地」に認定されたと発表した。県内ではロックハート城(高山村)に次ぐ2例目で、温泉地の認定は関東初。高年齢層が中心の温泉街に若いカップルを呼び込むため、市や市観光機構はカップル向けの新名所を整備。地元の旅館や飲食店などと連携し、オリジナル商品、メニュー、宿泊プランなども開発する方針だ。

 磯部温泉は「愛妻湯の町」を掲げている。恐妻家として知られ、同温泉に通った元NHK会長の阿部真之助(1884~1964年)が残した名言「恐妻とは愛妻のいわれなり」がゆえんとされる。JR磯部駅近くには「恐妻碑」が建てられているほか、碓氷川には愛妻橋が架かる。

 同温泉には磯部せんべい食べ歩きや砂塩風呂など若者向けにアピールできる観光資源がある。今後は温泉地にある赤城神社に、恋人たちが碓氷製糸の絹ひもを結ぶ「結び処」を8月下旬までに設置する方針。

 茂木英子市長は「若い人に来てもらえれば温泉地の活性にもつながる」と期待する。同機構の依田沙希事業部長は「磯部温泉から、めがね橋や秋間梅林など市全体の誘客へつなげる起爆剤にしたい」と話した。

 磯部温泉の旅館で同月19日、恋人の聖地選定記念パーティーを行う。

 恋人の聖地は、「NPO地域活性化支援センター」(静岡市)が2006年から始めた。ファッションデザイナーの桂由美さん、華道家の假屋崎省吾さんらが選定委員を務め、24日現在、全国138カ所が認定されている。

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