EF63「ロクサン」の雄姿 再び 鉄道文化むら クラウドで修理
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修理の完了を祝い、テープカットする関係者

 群馬県安中市の「碓氷峠鉄道文化むら」で動態保存されている電気機関車「EF63(通称・ロクサン)」25号機の台車修理が完了し、車両が修理工場から同施設に戻った。2日に出発式が開かれ、関係者がテープカットと試乗で祝った。修理費用の一部、約600万円は全国の鉄道ファンらが支援した。

◎長野新幹線開通で役目終える 全国の鉄道ファン397人 寄付
 ロクサンはJR信越線の碓氷峠越えで活躍したが、1997年の長野新幹線開通で役割を終え引退。現在、4両は来館者が運転体験できる車両として、同施設で動態保存されている。25号機は車輪が減って脱線の恐れがあり、4月から埼玉県内の整備工場で修理していた。

 今回の修理費用は輸送費を含め約1900万円。市が行う「ガバメントクラウドファンディング」や、同施設を運営する碓氷峠交流記念財団の「サポーターズ制度」で募ったところ、全国の鉄道ファンら397人から597万円の寄付が集まった。

 出発式に参加した川崎市の会社員、鈴村高幸さん(45)は長男の光永君(6)と一緒に訪れ、「息子が大人になった時も動いていてほしい」と期待。さいたま市の会社員、近藤大隆さん(40)は「ロクサンは貴重な遺産で、残さなくてはいけない。いつまでも元気に走って」と話した。

 茂木英子市長は「鉄道文化むらには貴重な車両が展示されている。この魅力を世界に発信したい」と述べた。同財団の中島吉久理事長は「多くの人に支援していただいて本当にありがたい」と感謝した。

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