風化防ぐ決意 新たに 大学生が慰霊登山 日航機事故34年
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登山道に設置された手すりを清掃する東洋大の学生

 日航機墜落事故を語り継いでいこうと、事故後に生まれた若い世代が11日、現場の「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)を慰霊登山し、悲惨な出来事を風化させないという決意を新たにした。

 航空業界を目指す東洋大の学生4人は、12日に訪れる遺族らが献花する花束を詰めた箱を背負い、事故現場につながる登山道を歩いた。高齢の遺族が手を汚さないように、登山道に設置された手すりも清掃した。

 同大3年の桝沢舞子さん(20)は空港で働くグランドスタッフを目指しているという。「空の安全を守るためには航空業界の全ての人が意志を持って働かなければいけない。今回関わらせてもらった経験を行動に生かしたい」と力を込めた。

 藤岡青年会議所(阿野剛士理事長)が企画した慰霊登山には群馬医療福祉大の学生20人が参加し、頂上付近の「昇魂之碑」に手を合わせた。同大1年の中沢百華さん(19)は「当たり前の日常が大切だと気付かされた。今の状況に感謝し、頑張りたい」と話した。

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