天然の涼 味わおう 鍾乳洞や高地 赤城は「全山冷房」PR
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ポーズを決め手水に飛び込む子どもたち(アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます)

 連日厳しい暑さが続く群馬県内で、天然の“涼”を味わえる観光スポットが人気を集めている。鍾乳洞や標高の高い観光地では「天然の冷房」を前面にアピール。気軽に出掛けられる上、体感的な涼しさだけでなく、神秘的な光景や豊かな自然を満喫できるとあって県外からの来場も増えている。

◎県内2カ所の鍾乳洞 いずれも10~15度とヒンヤリ
 上野村の鍾乳洞「不二洞」はこの時季、涼しさを求める県内外の観光客でにぎわう。年間の平均気温は10度前後。夏でも寒さを感じるほどだ。

 今年は梅雨がずれ込んだことで、7月までは土日で100人程度の来場者数にとどまったが、夏休みに入ると徐々に増加。例年8月の土日の入り込み約500~600人に対し、今年は1000人以上の日もあるほどの盛況ぶりだ。涼しさを前面に打ち出したPRはしていないが、担当者は「家族連れが多く、涼しさが喜ばれている」と話した。

 みどり市の自然体験施設「小平の里」は近年、雑誌や新聞を通じ、施設の涼しさを積極的にPR。「天然クーラー地底探検」と銘打つ鍾乳洞エリアは気温15度の涼しさが味わえる。来場者には「一度入ったら病みつきで出られない」と好評だ。天然の川が流れる親水公園エリアも人気で、千葉県や神奈川県など遠方から訪れる人も多いという。

 赤城山も気温の低さを売り出している。赤城山の旅館関係者らでつくる「AKAGIやる気塾」は2012年9月から、山の涼しさをPRするため「全山冷房中」と描いたTシャツを販売している。

 前橋市街地の日中気温より10度以上気温が低いことに目を付け、山登り時の着替えなどとして需要を見込む。毎年約100枚が売れており、担当者は「シャツを着て山頂で記念撮影をする人や土産に買っていく登山者もいる」と話す。

◎岩場から豪快ダイブ…神流川
 神流町万場の神流川は関東屈指の清流とされる。美しい山並みを眺めながら、水遊びやマスのつかみ捕り、川床での食事を楽しめる「神流の涼」が18日まで開かれている。

 ひときわ人気を集めるのが滝のある岩場からのダイビング。1.5メートルほどの岩から、子どもたちがポーズを決めて豪快に飛び込んでいく。問い合わせは同町観光案内所(電話0274-57-3305)へ。

◎台風10号通過で前橋は37度の予想
 台風10号の北上に伴い暖かい空気が流れ込むため、群馬県内は17日、各地で気温が上昇し、前橋で最高気温が37度と予想されるなど厳しい暑さとなりそうだ。前橋地方気象台は冷房を適切に使用したり、小まめに水分を補給したりするなど熱中症対策の徹底を呼び掛けている。

 台風通過に伴い暖かい空気に覆われる上、県内は広く晴れることで高温となる見込み。夕方以降は大気の状態が不安定になるため、山間部を中心に雷雨やにわか雨が降るところがある。みなかみの予想最高気温は31度。

 県内は18日も厳しい暑さが続く見込みで、土日の行楽などには熱中症への警戒が必要だ。

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