川原湯温泉へようこそ ダム完成控え新天地に大型看板設置
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川原湯温泉街の入り口付近に設置された新看板

 本年度内の八ツ場ダム(群馬県長野原町)完成を控えて川原湯温泉に観光客を呼び込もうと、町などは県道川原畑大戸線沿いの温泉街入り口付近に、「歓迎 川原湯温泉」と記された大型の看板を設置した。ダム建設に伴い温泉旅館や民家はすでに高台の代替地へ移転を済ませているが、新天地での大型看板設置は初めて。温泉街の再生にはずみがつきそうだ。

◎キャッチフレーズ刷新して新天地に
 国道145号から八ツ場大橋を渡り、温泉街へと入る場所に設けた。看板は縦1.5メートル、横4メートルのステンレス製で、岩盤をコンクリートで吹き付けた上に取り付けた。地元の川原湯地区ダム対策委員会商業部会の協力を得て、デザインや仕様を決めた。

 川原湯温泉の看板は、ダム建設を巡る状況とともに変化してきた。代替地への移転前は、吾妻渓谷から温泉街へと入る旧国道145号沿いに看板があった。ダムに水没することを逆手に取って集客に生かそうと「ようこそダムに沈む川原湯温泉」としていた。その後キャッチフレーズを全国募集し、「なつかし あたらし 川原湯温泉」に刷新。そして今回の代替地の看板になった。

 商業部会長を務める川原湯温泉協会の樋田省三会長は「現在、多くの人が八ツ場地域を訪れているが、なかなか宿泊や飲食に結び付いていないのが課題。温泉街再生に向けた一歩としたい」と話している。

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