高齢者のボウリングブーム再加熱 競技人口は10年前の3倍に
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リーグ戦で汗を流す長寿ボウラー=パークレーン高崎

 ボウリング場で汗を流すお年寄りが増えている。日本ボウリング場協会によると、趣味として月1回以上プレーする男性80歳以上、女性75歳以上の「長寿ボウラー」の全国人数は10年前の3倍に当たる約7600人。気軽に楽しめ、程よい運動になることから、群馬県内でもリーグ戦や健康教室をきっかけに始める人が増えているようだ。関係者はブームの再来に期待している。

◎健康志向で再ブーム 関係者も期待
 協会は県内を含む全国500施設で調査。昨年の長寿ボウラーは男性3100人、女性4497人の計7597人だった。年々増え続けており、特にこの5年の伸びが目立つ。

 群馬県でもお年寄りのボウリング熱は高い。高崎市のパークレーン高崎では毎週木、金曜の午前に30人以上がリーグ戦で腕を磨く。県年金受給者協会高崎支部が主催する大会には100人以上が出場し、会場はほぼ貸し切り状態という。

 リーグ戦に参加している青柳好美さん(84)=同市成田町=はボウリング歴30年以上。15年ほど前、脳梗塞で競技を中断したが、リハビリのために再開し、現在は週2回投げている。「この年になっても体を動かすことは楽しい。ボウリングのおかげで健康を維持できている」と声を弾ませる。

 宮沢隆支配人(58)は「健康志向が高まり、競技人口が増えていると感じる。年配の夫婦が訪れるケースも多い。気軽に楽しめることが増加の一因ではないか」と分析する。

◎低迷一転、新店舗のオープンも
 長年の人気低迷でボウリング場は数を減らしていたが、昨年8月に太田市に「ドリームスタジアム太田」が新たにオープン。同施設もベテラン世代の動向に注目する。5月に高齢者向けの健康ボウリング教室を始めたところ、6月までの第1期に約200人が参加した。佐藤貴啓常務(26)は「予想以上の反響で驚いている。『ボウリングを再開するいいきっかけになった』という声も耳にした」と話す。

 国内では1960~70年代にボウリングが大人気になり、「さわやか律子さん」の愛称で親しまれたプロボウラーの中山律子さん(草津町出身)らがブームを巻き起こした。しかし、その後は下火になっていた。県ボウリング場協会の斎藤由美子会長は「一時期は競技人口が減少したが、趣味として楽しむ人が増えている。今後も普及活動に力を入れたい」としている。

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