乗用芝刈りも自動運転 前橋工科大とオリエンタル群馬 装置開発へ
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敷島公園内にある県営サッカー・ラグビー場。高校サッカーや高校ラグビーの県予選や中学校総体サッカーの決勝などが行われる(2018年8月23日付より)

 前橋工科大は、オリエンタル群馬(前橋市千代田町)と、サッカー場や野球場といったグラウンドで使用する「乗用式の芝刈り機」に後付けできる自動運転装置の研究開発を始めた。来年度中に芝刈り機の自動運転実現を目指す。将来的には雑草が生い茂る場所の草刈りなどの省力化にもつなげたい考えだ。

◎誤差3~4センチ目標 開発コスト抑える
 群馬県立敷島公園(同市敷島町)の指定管理者「敷島公園パークマネジメントJV」の代表を務める同社が、公園内のサッカー・ラグビー場(面積約8000平方メートル)の芝刈り機の自動運転を同大に提案した。車椅子型移動支援ロボットや介護型パワーアシスト装置などを研究する同大システム生体工学科の朱赤しゅ せき教授と共同研究の協定を結んだ。

 本年度は電動車椅子に簡易型のGPSを搭載し、直進やカーブ、Uターンなどの動作を確認する。誤差3~4センチ以内の精度を目標にする。同大のグラウンドや同公園サッカー・ラグビー場での試験走行もする。

 来年度は乗用式の芝刈り機にGPSを含めたシステムを取り付ける。アクセルやブレーキなどを改造した上で、自動運転による芝刈りができるよう開発を進める。作業者の負担を軽減するため、夜間の無人走行の実現も目指す。

 開発コストは50万円程度に抑える。将来的には平たんなスポーツ競技場だけでなく、雑草が生い茂る河川敷近くや斜面、凹凸のある場所での芝刈りもできるよう改良を重ねる方針。

 朱教授によると、自動運転できる農業機械は国内メーカーが開発を進めているものの、製品化には至っていないという。

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