27市町村教委が結果を非公表 「競争あおる」 全国学力テスト
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 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、伊勢崎、太田など群馬県内の8割近い27市町村教委が、それぞれの市町村の結果を非公表としていることが、上毛新聞のまとめで分かった。正答率を発表しているのは甘楽町だけで、前橋など7市町村は数値を盛り込まない形で概要や課題点を保護者らに知らせている。「競争をあおる」と慎重姿勢の市町村が大半だが、他県では多くの市町村が公表しているケースもある。専門家は「教育の質向上につながる公表方法を検討すべきだ」と指摘する。

 非公表の市町村教委は、理由について「序列化や過度な競争で児童生徒に不利益が生じないよう公表は控える」(沼田市)、「正答率や全国平均との比較だけがひとり歩きするのを防ぐ」(大泉町)などと説明。人口が少ない町村からは「学校が特定された際の影響を懸念」(草津町)との声もあった。

 《全国学力・学習状況調査》 教育施策の改善につなげるため、文部科学省が2007年度から実施。全国の小学6年と中学3年が対象で、本年度は国語、算数・数学と、中学で英語を行った。学力調査だけでなく、児童生徒の学習への意欲や学校の指導方法などの調査もしている。

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