豪雨備え特殊車両 水難救助に威力 高崎北消防署へ 来春運用
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高崎北消防署に配備予定の「津波・大規模風水害対策車」と水陸両用バギー(消防庁提供)

 豪雨被害などに備え、総務省消防庁は本年度末までに、冠水地域や土砂災害現場でも活動できる特殊車両「津波・大規模風水害対策車」を高崎市等広域消防局に配備する。東日本大震災を受けて2013年から各都道府県への配備を進めており、県内では初めて。水難事故に特化した特別救助隊を置く高崎北消防署(高崎市緑町)に配備し、来春から運用する予定。

 5~6人乗りで、長さ約10メートル、幅約2.5メートル、高さ約3.8メートル。広範囲の浸水地域やがれきが山積する現場で迅速かつ的確に救助活動に当たるため、ぬかるみも走行可能な水陸両用バギー、馬力の高い船外機を取り付けられるゴムボート、水難救助用のドライスーツなどの資機材を備える。

 バギーは8輪駆動の6人(水上では4人)乗りで長さ約3メートル、幅約1.5メートル、高さ約1.9メートル。カナダ製の車両を基に放水銃や放水ポンプなどを搭載できるよう同庁が改良を加えた。雪上も走ることができる。

 15年の関東・東北豪雨、17年の九州北部豪雨など、近年は全国各地で経験したことのない雨が降り続き、大きな被害をもたらしている。県内でも6月に猛烈な雨が降り、前橋、桐生など5市町に対し、避難が必要な警戒レベル4に相当する「土砂災害警戒情報」が発令された。

 特殊車両は県緊急消防援助隊の救助小隊として県内外の災害に出動する。

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