県、ワクチン入り餌散布 野生イノシシ豚コレラ対策
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 とんコレラの感染拡大を防ぐため、山本一太知事は1日、国から野生イノシシ用のワクチン入りの餌800個の提供を受け、散布すると発表した。今後、対象とする場所などを協議し、早期の散布を目指す。隣接する長野、埼玉両県で飼育豚や野生イノシシへの感染が確認されたことを受け、県は国と経口ワクチンの散布について協議していた。

 長野県では現在、同県内を縦断する形で3万6000個を散布して「ワクチンベルト」を構築する作業が進められている。

 山本知事は「県内での発生リスクを少しでも減らすため、現状でできることは何でもやりたい」と説明。対策を協議するため、2日も農林水産省を訪問し、担当者らと面会する。

 県議会環境農林常任委員会は1日、国に対して豚コレラ対策の強化を求める意見書を委員会から発議することを決めた。ワクチンの接種を感染県のみに限定せず、希望する県も対象とすることなどを求める。

 同日の委員会では、水際対策として県境付近に設置した3カ所の消毒ポイントで、9月末までに計250台の畜産関係車両を消毒したことが説明された。県内の養豚農家220戸のうち、約1割の農家が豚コレラが発生した場合に豚を処分するための埋却地を確保できていないことや、本年度はこれまでに野生イノシシ210頭を捕獲して抗体検査を行い、いずれも陰性だったことなども報告された。

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