側溝のふた21枚が盗難 鉄製の網2個も 渋川市が警察に被害届
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グレーチングが盗まれた渋川市赤城町津久田の市道

 群馬県渋川市は7日、市内12カ所で、市道の側溝や集水升に設置された鉄製のふた(グレーチング)21枚と側溝のごみや落ち葉を取る鉄製の網(スクリーン)2個(被害総額38万円相当)が盗まれたと発表した。同日、群馬県計渋川署に被害届を提出。同署が窃盗事件として捜査を始めた。

◎買い取り価格は値下がり続く
 市土木維持課によると、一般的なグレーチングは幅40センチ、長さ1メートルで重さ約36キロ。1枚当たり1万4000~1万5000円という。盗まれたもののうち最も大きいものは集水升用で90センチ四方、重さは90キロあり、1枚当たり5万~6万円とみられる。スクリーンは約30センチ四方で1個当たり5000円程度。

 先月24日午前9時ごろ、市職員が同市行幸田の市道で集水升用のグレーチング1枚が取り外されているのに気付いた。今月6日までに市民の通報や職員によるパトロールなどで、赤城地区を中心に集水升用6枚、道路側溝用15枚のグレーチング、2個の側溝用スクリーンがなくなっていることが分かった。

 取り外されたものの多くはボルトなどでの固定はされておらず、多くが山間部など人通りの少ない地域に設置されていたという。

 被害のあった箇所は再設置を急いでおり、現在2カ所の作業を終えた。在庫がない箇所については一時的にパイロンを置き、注意を呼び掛けている。

 伊勢崎市の鉄スクラップ買い取り業者によると、昨年末は鉄1キロ約19円で買い取っていたが、現在は約16円に下がっている。需要が膨らんだ2008年北京五輪の際は50円で買い取る業者もあったといい、担当者は「年々、買い取り価格は下がっている」とした。

 同課は「転売目的だと思われるが鉄の価格は低く、目的が分からない」と困惑する。「側溝に人や通行車両が落ちないよう、パトロールの回数を増やすなどして安全対策に努めたい」としている。

 同署は盗難があった周辺地域を中心に市内の巡回を強化する。

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