《八ツ場新時代》安全対策 試験湛水の結果を注視
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
試験湛水で安全性が確認されれば本年度中に完成となる八ツ場ダム

 群馬県の八ツ場ダムに水をためる試験湛水たんすい 。長期にわたる反対運動から「東の八ツ場、西の大滝」と呼ばれた大滝ダム(奈良県)は試験湛水中に地滑りが発生し、地域住民が移転を余儀なくされた。八ツ場でどのような結果が出るか、関係者は固唾かたずをのんで見守っている。

■計測や巡視で異変を監視
 ダム堤体のゲートが1日に閉じられ、吾妻川がせき止められた。常時満水位(標高583メートル)まで水をため、その後は原則1日1メートル以内で水を抜いて最低水位(同536.3メートル)まで下げる。早ければ12月末に満水になる見通しだ。

 国土交通省八ツ場ダム工事事務所によると、期間中は計測や巡視によって水位の変動に伴う異変を監視する。堤体は漏水量や変形量、貯水池周辺は地下水位や傾斜などを把握し、地滑りなどが確認されれば安全確保のため湛水を止める。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事