復興作業雨が阻む ボランティア受け入れ中断
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食器の汚れを洗い流す住民=19日午後4時55分ごろ、太田市古戸町

 台風19号で土砂崩れや浸水などの被害を受けた群馬県内は18日夜から19日午前にかけて雨に見舞われた。二次災害防止のため、19日は各地で災害ボランティアの受け入れを取りやめた。浸水被害のあった太田市で、住民は親戚や友人の手を借りてぬれた家財道具の撤去や室内の清掃作業に励んだ。1週間近く続く作業に、疲労をにじませる住民もいた。

 床上70センチほど浸水した古戸町の60代女性宅では、県内外から親戚やその友人が手伝いに駆け付けた。室内を片付け、浸水で汚れた食器を一つずつ洗い流した。女性は「収納スペースが湿ったままで、物がしまえない。作業がなかなか進まない」とため息をついた。

 近くに住む男性(65)も自宅内が泥水に漬かった。これまでにたんすや机を運び出し、「体のあちこちが筋肉痛。休みながら作業するしかない」と顔をゆがめた。

 地元区長の要望を受け、市は15日から南部の沢野地区に災害ごみの仮置き場を8カ所設置した。市の委託を受けた業者は19日、ごみを仮置き場から搬出した。担当者は「まだ、全てのごみを仮置き場に出せていない家もあると聞いている。引き続き対応したい」と話した。

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