珍しいムネアカハラビロカマキリ 富岡・自然史博物館近くで発見
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
倉金さんが発見し、飼育しているムネアカハラビロカマキリの成虫

 伊勢崎市新栄町の自営業、倉金秀行さん(51)が群馬県立自然史博物館(富岡市上黒岩)近くの公園で、胸の赤いカマキリを発見し、飼育している。専門家の鑑定により、このカマキリは外来種で珍しい「ムネアカハラビロカマキリ」であると確認された。県内での発見報告例はないという。

◎外来種も在来脅かす危険性なし
 同館友の会会員の倉金さんは8月、公園で動きが素早く、見慣れないカマキリの幼虫を発見。インターネットで以前見た外来種に特徴が似ていたことから同館に報告した。

 ムネアカハラビロカマキリは腹部が幅広く、赤みがかっているのが特徴。2010年に福井県で初めて国内で発見された。中国から輸入した竹ぼうきに付着した卵がふ化し、国内に定着した可能性が指摘されており、現在までに新潟や宮崎などの13都府県で見つかっている。

 同館によると、現時点では人間や農作物への悪影響や、在来種を脅かす危険性はないという。担当者は「地球温暖化や気候変動などが外来種の広がりに影響しているのかもしれない」と話した。

 倉金さんは2012年にも同種のカマキリの卵を発見し、保管している。今回発見したカマキリの幼虫は倉金さんが自宅で飼育し、成虫に育ったという。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事