台風被害335億超 19号 土木施設 過去最大に
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 台風19号による被害について、群馬県は30日、道路や河川護岸などの土木施設の被害額が764カ所で計約310億円(25日時点)、農地と農業水利施設などが614カ所で計23億4448万円(28日時点)に上る見通しであることを明らかにした。既に発表されている農作物被害の2億7773万円と合わせ、全体で335億円超に及んでいる。

 土木施設の被害額は、最大規模となった1982年の台風10号の約244億7800万円を超えた。県管理分が506カ所で約205億円、市町村管理分は15市町村の258カ所で約105億円となった。

 河川護岸などが約141億円と最も多く、約120億円の道路と合わせて8割余りを占める。県は「100年に1度」の頻度とされる大雨が西毛や嬬恋村で降り、被害が拡大したとみている。

 年内にも国の査定を経て被害額が確定し、国庫補助率が決まる。緊急度に応じて工事が発注される。

 農地と農業水利施設などの被害は23市町村に及び、箇所数、被害額ともに過去10年間で最悪となり、2011年の東日本大震災による被害額2億6200万円の約9倍に上った。

 大雨や土砂の流入により、水路や取水堰しゅすいせきなどの損壊が各地で確認された。最多の被害額は嬬恋村で6億5000万円(117カ所)。藤岡市の3億4200万円(10カ所)、みなかみ町の3億850万円(45カ所)と続いた。

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