高射砲の砲台? 太田の民家駐車場で構造物見つかる
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住宅街で見つかった高射砲の砲台とみられる跡。市教委が現地調査した

 太平洋戦争の際に戦闘機を撃ち落とすために設置された高射砲の砲台とみられる構造物が、群馬県太田市内の住宅地で見つかったことが22日、分かった。市内では複数箇所に高射砲が設置されたとみられ、そのうち1カ所が14年前に確認されている。

◎過去にはイオンモール建設時の発掘調査でも

 構造物が発見されたのは新道町の三ツ橋慶守さん(73)方の駐車場。21日に駐車場のコンクリートを打ち直す作業中、土の中から出てきた。半径約2.3メートルの円形で、高さは70センチ程度とみられる。鉄とコンクリートで造られている。

 三ツ橋さんは「まさかこんなものが出てくるとは思わなかった」と驚いた様子。このままでは土地利用が制限されるため、市を通じて国に撤去を求めるという。

 22日に現地調査した市教委の担当者は「今回の発見は市史の記述にある由良の砲台の可能性が高い」と推察。郷土史家の茂木晃さん(80)=由良町=は「中島飛行機の工場と宝泉地区にあった社員寮、飛行場の3カ所を守る拠点だったと考えられる」と話している。

 市内では、2003年にイオンモール太田の建設に伴う発掘調査で砲台6基を扇状に配置した高射砲陣地跡(下小林町)が見つかった。市史によると、下小林のほかに由良、古戸、小泉などの地区にも高射砲の砲台があった。

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