訪日客を群馬に呼び込め 来年の五輪・パラへ官民連携でPR強化
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スバルと日本政府観光局が共同制作した榛名山を紹介する動画(スバル提供)

 来年に東京五輪・パラリンピックを控え、群馬県内の関連企業や観光団体が訪日外国人客(インバウンド)を呼び込む取り組みを強化している。日本政府観光局と連携し、県内の観光資源を紹介する動画を公開したり、冊子を作成したりして魅力を発信。首都圏に集まる訪日客を取り込もうとPR活動に力を入れる。

◎海外スバリストへ動画 みなかみ、観光局冊子に

 群馬県に自動車生産拠点を置くSUBARU(スバル、東京都)は、県内観光地を紹介する動画を制作した。10月中旬から動画投稿サイト「ユーチューブ」の同社公式チャンネルで公開している。

 動画では、来日した米国人がスバルの車両に乗って都内や本県を観光する様子が流れる。四万湖(中之条町)や伊香保温泉(渋川市)、スバル群馬製作所(太田市)を訪れた後、榛名山でドライブを楽しむ姿を収めた。同社は「企業発祥の地であり、主要拠点を置く群馬の魅力を伝えたかった」と企画の意図を説明する。

 観光庁と日本政府観光局が取り組む「Enjoy my Japan(エンジョイ・マイ・ジャパン)」キャンペーンの一環で、北米や欧州、豪州の旅行者に日本の魅力を伝えるのが狙い。日本政府観光局が国内企業と連携するのは楽天トラベル(東京都)に次いで2例目で、「世界中の『スバリスト』と呼ばれる熱心なスバルファンの心をつかんでいきたい」と話す。

 一方、みなかみ町観光協会は、日本政府観光局が6月に制作した外国人向けPR冊子に観光素材を推薦した。町内で楽しめる「犬ぞり」と「キャニオニング」が日本の観光コンテンツ百選として紹介されている。

 冊子は国内外の商談会やインバウンド促進行事で配布され、インターネットサイトでも閲覧できる。同協会はアジアからの訪日客が多い現状を指摘し「日本政府のお墨付きとなれば、欧米からの新たな集客が見込める」と期待する。

 日本政府観光局は「さまざまな企業や観光関連団体と連携しながら、群馬県をはじめとする日本の魅力を世界発信するキャンペーンを盛り上げていきたい」としている。

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