「御巣鷹の尾根」の墓標 倒壊や土砂に埋もれる 台風19号影響か
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御巣鷹の尾根へ向かう村道は崩落し、通行できなくなっている=10月14日午後3時10分ごろ

 乗客乗員520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故の現場となった群馬県の「御巣鷹の尾根」(上野村楢原)で、土砂崩れや地面の崩落が起き、複数の墓標が土砂の被害を受けていることが7日分かった。台風19号の大雨により、付近を流れる沢が増水したことが影響したとみられる。

◎遺族には日航を通じ知らせる
 関係者によると、最も多くの墓標が並ぶスゲノ沢では、土砂崩れにより複数の墓標が倒壊したり、土砂に埋まったりしている。登山道や登山口でも、土砂の堆積や崩落が確認されている。

 尾根へ向かう唯一の道となる村道では、登山口の手前約12キロ地点から登山口までの間に複数箇所で崩落や、土砂で道が埋まる被害が確認され、通行できなくなっている。復旧には時間がかかる見通し。

 同日までに村職員や日航職員らが現地を調査した。遺族には日航を通じて、慰霊登山ができない状況になっていることを通知。同村にある追悼慰霊施設「慰霊の園」にも、通行止めのため当分の間、登山できないことを伝える張り紙がされている。

 村によると、尾根は冬に備え14日に閉山する予定。

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