台風19号 林業被害43億8000万円 群馬県発表
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 台風19号による林業被害について、群馬県は8日、林地や林道、キノコ生産施設などの被害総額が計43億8000万円に上ったと発表した。内訳は林地が25億7千万円、林道が17億円、キノコ生産施設が1億1000万円。記録的な大雨に見舞われた西毛地区や吾妻地区で被害が目立ち、被害額は過去10年間の台風被害で最大となった。

◎過去10年で最大

 県によると、林地は15市町村の62カ所(18.3ヘクタール)で山腹が崩壊したり、渓流から土砂が流出したりする被害があった。林道は19市町村の103路線235カ所で、のり面の崩落や路肩の決壊が確認された。キノコ生産施設は上野村の「きのこセンター」でハウスが4棟壊れたほか、富岡市ではビニールハウスが全半壊したり、ほだ木が流されたりする被害があった。

 林地と林道の被害額を市町村別にみると、最も多かったのが上野村の10億420万円、次いで神流町の5億7850万円、嬬恋村の4億100万円だった。山本一太知事は8日の定例会見で「林地、林道の被害については国庫補助の災害復旧事業により復旧できるよう準備し、対象とならない箇所は県単独事業で早期の復旧を目指したい」と述べた。キノコ生産施設は復旧に向けて各種補助事業の活用を支援する。

 県は同日、農業被害額の確定値も発表した。

 農作物の被害総額は3億8442万円で、冠水などでホウレンソウ(1億8278万円)やナス(3024万円)の被害が多かったほか、養殖のイワナ、ニジマスなどにも3583万円の被害があった。農地と農業水利施設などの被害は23市町村の計648カ所、被害総額は計25億3593万円で、過去10年間で最大となった。

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