放火容疑で24歳男を逮捕 7月の連続不審火に関与か 桐生署
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5件目の不審火とみられる現場を調べる消防職員ら=7月7日午後10時50分ごろ、桐生市相生町2丁目
 

 桐生市相生町2丁目の住宅敷地内の自動車カバーやレジャーシートなどに火を付けたとして、群馬県警捜査1課と機動捜査隊、桐生署は13日、器物損壊と建造物等以外放火の疑いで、近くの会社員の男(24)を逮捕した。県警によると「パチンコで負け、イライラして火を付けた」と容疑を認めている。相生町2丁目と5丁目の半径約1キロ圏内では、4月下旬~7月下旬に日曜夜を中心に不審火が計6件発生。いずれについても関与をほのめかしているという。

◎付近で衣類やチラシ 壁が焼ける事案
 逮捕容疑は7月6日午後5時から翌7日午前6時の間、相生町2丁目の自営業男性(72)方で、乗用車を覆うカバーにライターで点火。同日午後9時45分~10時15分には同所の男性=当時(80)=方のカーポートで、レジャーシートとサンシェード計2枚にライターで火を付け、それらと自転車2台の一部を焼損させた疑い。

 住民への聞き込みや付近の防犯カメラの映像などから男の関与が浮上。県警は男の自宅を捜索し、逮捕した。

 不審火はほかに、 (1)4月28日午後10時10分ごろ、2丁目のマンション1階でベランダに干された衣類を焼損 (2)6月9日午後10時10分ごろ、同所の別のマンション1階で郵便受け内のチラシを焼損 (3)同11時25分ごろ、同所の住宅の自転車置き場で段ボール箱と住宅の壁の一部を焼損 (4)7月31日午後9時15分ごろ、5丁目の相生第一県営住宅でベランダ1階の洗濯物を焼損―が確認されている。

◎近隣住民「やっと安心」
 「やっと安心して眠れる」―。容疑者逮捕の知らせに、閑静な住宅街で度重なる不審火におびえてきた住民からは安堵あんどの声が漏れた。

 不審火を受け、地元の桐生市相生町二丁目町会第四町会では、6、7月の計2回、全817世帯に「就寝前に家の周りを点検し、燃えやすいものを置かない」などと回覧板で注意喚起。自衛などのため自宅に防犯カメラを設置する世帯も増えた。県警捜査員の聞き込みや張り込みも多く、地域を挙げた警戒態勢が続いていた。

 同町会の副町会長(75)は「住民には『ほっとした』という声が強い。緊張状態が続いたため、わずかな物音でも目が覚めてしまうという人もいた。やっと安心して眠れそうだ」と話していた。

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