高崎談合「入札 不調困る」 佐藤容疑者 工期や開館遅れ懸念か
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 群馬県の「高崎芸術劇場」の備品購入を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された高崎市課長で同劇場副館長の佐藤育男容疑者(50)=同市大八木町=が「(入札で落札業者が決まらない)不調になると困ると思った」などと話していることが21日、分かった。事件当時は既に9月の劇場開館が公表され、市議会3月定例会で入札結果を踏まえた議案の提出を迫られていた。群馬県警は予定価格漏えいの背景に、入札不調や工期の遅れに対する懸念があった可能性があるとみて詳しく調べている。

 これまでの調べで、いずれも同容疑で逮捕された阿久沢電機社長の阿久沢茂容疑者(68)=同市江木町=から依頼を受けた高崎財団副理事長で同劇場館長の菅田明則容疑者(66)=安中市安中=が、佐藤容疑者から予定価格を聞き出したとされる。佐藤容疑者は「(親しい菅田容疑者に)つい言ってしまった」とも話しているという。

 3人の逮捕容疑は共謀して1月ごろ、同劇場の照明設備の備品購入を巡り、同社に落札させようとして予定価格5800万円(税抜き)を漏らし、5680万円で落札させて入札の公正を害した疑い。

 3人は大筋で容疑を認めているといい、菅田容疑者は「劇場を良くするため、海外製の特殊な照明設備を入れたかった」、阿久沢容疑者は「準備したのに落札できないのはしゃくだった」という趣旨の供述をしているという。

 県警によると、備品は劇場に使用されるムービングライト32台。市内の電気工事関係の13業者による指名競争入札で市が発注した。

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