群馬県織物技術の粋「富岡製糸場錦絵」 25日、陛下即位祝い献上
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献上品を囲み歓談する(左から)藤橋さん、新井さん、山本知事=県庁

 天皇陛下の即位を祝し、群馬県が天皇、皇后両陛下に献上する正絹しょうけん桐生織(絵画織)額「富岡製糸場錦絵」(縦1メートル、横1.8メートル)が完成し、報道陣に21日公開された。25日に献上される。

 浮世絵師、歌川(一曜斎いちようさい国輝くにてるが創業当初の富岡製糸場全景を描いた図柄。富岡シルクブランド協議会が企画し、桐生織物協同組合が富岡産シルクを100%使用して織り上げた。桐生織の技に最先端技術を取り入れた絵画織の技法で精緻に再現。県表具内装組合連合会、表具内装技能士会が県産杉材で額装した。

 山本一太知事は「陛下にお贈りするのにふさわしい」とあいさつ。作成した桐生織伝統工芸士の新井伊知郎さん(57)=桐生市=は「昭和から平成に移る際はできなかった精度と大きさ。令和に献上でき、感動している」と語った。表具師の藤橋登さん(71)=前橋市=は「材料の手配に苦慮したが、5年、自然乾燥させた杉を入手できた。杉と織物の色のバランスが取れた」と説明した。

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