高崎官製談合 別備品も価格漏えいか 照明機材は1000万以上利益
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 群馬県高崎市の文化施設「高崎芸術劇場」の備品購入を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された高崎市課長で同劇場副館長の佐藤育男容疑者(50)=同市大八木町=ら3人が、照明機材とは別に、劇場で使うため市が発注した延長コードなどの備品購入に際しても、予定価格を伝えるなどの関与をほのめかしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。県警は予定価格の漏えいが繰り返されていた可能性もあるとみて、慎重に調べる方針。

◎価格漏洩は複数回か 照明器具の利益も判明
 1月下旬に入札が行われた照明機材を巡っては、1月ごろ、阿久沢電機社長の阿久沢茂容疑者(68)=同市江木町=から依頼を受けた財団副理事長で同劇場館長の菅田明則容疑者(66)=安中市安中=が、佐藤容疑者から予定価格を聞き出し、阿久沢容疑者に伝えたとみられている。

 捜査関係者によると、3人は劇場に使用する延長コードなどの備品を購入するため、2月下旬に行われた入札についても、予定価格の漏えいなどへの関与をほのめかしているという。

 市などによると、延長コードなどの備品購入は、照明機材と同じく、佐藤容疑者が当時室長を務めていた同市都市集客施設整備室が担当していた。コードなどの購入は入札の結果、同社が約1070万円(税抜き)で落札した。

 また、照明機材については、落札額と仕入れ値との差額から、同社が1000万~2000万円程度の利益を上げていたとみられることも判明した。

 3人の逮捕容疑は共謀して1月ごろ、同劇場で使う照明設備の購入を巡り、同社に落札させようとして予定価格5800万円(税抜き)を漏らし、5680万円で落札させて入札の公正を害した疑い。

 これまでの調べで、佐藤容疑者は「(入札で落札業者が決まらない)不調になると困ると思った」、菅田容疑者は「劇場を良くするため、海外製の特殊な照明設備を入れたかった」という趣旨の供述をしているという。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事