交際相手殺害 元前橋市職員に20年求刑 さいたま地裁で検察側
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 さいたま市のビルで1月、群馬県高崎市出身の女性会社員(22)=埼玉県春日部市=が殺害された事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われた交際相手で元前橋市職員の男(26)=前橋市大渡町=の裁判員裁判論告求刑公判が27日、さいたま地裁(北村和裁判長)で開かれ、検察側は懲役20年を求刑した。弁護側は傷害致死罪により懲役7年が相当と主張した。

 論告で検察側は「被害者と思い通りに交際を継続できないことに腹を立て、身勝手な発想で犯行に至った」と非難。刃物を事前に用意した上で「包丁 殺す」などとインターネットで検索していることから「強い殺意と計画性が認められる」と指摘した。

 弁護側は、目撃証言について「傷の状況や解剖医の証言と矛盾し、時間の経過によって変化していて信用できない」と主張。包丁の刃約20センチに対し、致命傷の最深部が3.7センチであるとして「取り押さえられて抵抗した際、包丁が被害者に当たってしまったと考えても矛盾がない」と訴えた。インターネット検索については「閲覧時間は短く、予測変換で出てきたページを見ただけで殺意があったとは言えない」とした。

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