寒さ来て…スキー場が雪不足 延期や休止 気温高く降雪機使えず
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嬬恋村の鹿沢スキー場は23日にオープンしたばかりだったが、26日から営業を見合わせている(24日付より)

 本格的なスキーシーズンを前に、群馬県内のスキー場関係者が雪不足に頭を悩ませている。暖冬傾向に伴いまとまった降雪がなく、気温が高いため人工降雪機も使えない状態が続く。複数のスキー場が開業日の延期を余儀なくされ、既に開業したものの雪不足のために営業を一時休止するスキー場も。県スキー連盟によると、28日時点で営業中のスキー場はゼロ。用具商戦も振るわず、待ちわびるスキーヤーは早期の開業を願っている。

◎23日オープンの鹿沢スノーエリアも26日から見合わせ中
 「気温が下がるのを待つしかない…」。片品村の丸沼高原スキー場は23日開業を予定していたが、雪不足のため延期している。気温が下がらないため、霧を噴射して雪を降らせる人工降雪機を使えない状態が続いているという。担当者は「28日現在でオープン日は未定」とため息を漏らす。

 沼田市のたんばらスキーパークも23日に予定していた開業を延期した。開業日はホームページ(HP)などで告知することにしており、スキーヤーらにHPをチェックするよう呼び掛けている。

 23日に県内トップを切って開業した嬬恋村の鹿沢スノーエリア。23~25日の3日間は通常営業できたが、26日以降は雪不足のため営業を見合わせている。29日の営業に関しては当日朝に判断し、同日午前7時半までにはHPで告知することにしている。

 12月に開業を予定するスキー場の関係者も降雪状況を気に掛ける。関越道水上インターチェンジ(IC)から近いホワイトバレースキー場(みなかみ町)では昨年、雪不足の影響で開業が1週間遅れた。今年は同月21日に開業予定だが、暖冬傾向の中では降雪次第でずれ込む恐れもある。担当者は「年末年始に営業できなければ大打撃。どうにか予定通りに営業したい」と話した。

 スキーヤーも気をもむ。毎年ゲレンデに向かうという高崎市の女性会社員(54)は、毎年のように雪不足となる状況に、「温暖化の影響だろうか。スキーを楽しめる場所がなくなってしまうのではないか」と不満そうだ。

 「Mt.石井スポーツ高崎前橋店」(高崎市)では、今夏に予約を受けたスキー用品のうち、27日現在で実際に引き渡せたのは約2割にとどまっているという。雪不足の影響もあるが、担当者は「(客足が鈍いのは)台風や消費増税の影響があるのかも。今後の売り上げに響かないとよいが…」と話した。

◎気温 平年より高い見通し…関東甲信地方の予想
 気象庁によると、群馬を含む関東甲信地方は今後1カ月、寒気の影響を受けにくいため、平年よりも高い気温が予想されている。

 21~27日は暖かい空気に覆われたため、平均気温は平年より2.2度高くなった。29日から数日は一時的に気温が下がるものの、12月は気温が再び上昇。同月7~13日ごろは60%の確率で平年よりも平均気温が高くなるという。

 12月からの3カ月予報でも、関東甲信地方は北の寒気の影響を受けにくいため、気温は平年並みか平年より高くなる見通し。

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