勢多農高 植物バイオ研究部に農林水産賞 神流の伝統食材活用
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
農林水産大臣賞を受賞した植物バイオ部のメンバーら

 生物多様性を守り、持続可能な利用の促進につなげる企業や団体の取り組みをたたえる「生物多様性アクション大賞」の最終審査と表彰式が5日、東京都内で開かれ、大賞に当たる農林水産大臣賞に勢多農林高植物バイオ研究部が輝いた。県勢の大賞は初めて。

 受賞したのは神流町の伝統食材「アカジャガ」「アワバタダイズ」を活用した地域振興プロジェクト。伝統食材を残そうと、収量を増やす研究や道の駅で販売する新商品開発などに取り組んできた。

 渡辺綱男審査委員長は「伝統食材を食の文化財と捉え、専門技術を生かした種苗や高校生ならではの商品を開発し、地域ビジネスとして成り立つまで高めている」と評価した。

 2年生の吉田愛実さん、中沢由美香さんは「町の皆さんのおかげ。受賞をきっかけに町が盛り上がり、伝統食材が多くの人に伝わってほしい」と話していた。

 行政や経済界、市民団体などでつくる「国連生物多様性の10年日本委員会」(委員長・中西宏明経団連会長)が6年前から毎年開催し、最終回の今年は全国から91件の応募があった。

 最終審査は事前審査で優秀賞に選ばれた同校や県外の市民グループ、企業など5団体が5分ずつプレゼンテーションを行い、農水、環境両大臣賞を決めた。バイオ研究部は東京ビッグサイトで開催中のアジアを代表する環境総合展示会「エコプロ2019」で6日、受賞者として活動をプレゼンテーションする。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事