学習や交流… 若者が拠点 活気の芽 前橋中心街「立地いい」
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無料交流スペース「エヴァラボ」に集まる学生ら

 前橋市の中心市街地で20代の若者が活動拠点を設ける動きが広がっている。街中の商店街はかつてのような活気を失って久しいが、若者たちは一様に「立地の良さ」を理由に挙げ、イベントに参加するなど活性化にも一役買おうと意気込んでいる。

 「空き家の活用を考える中で、街中を通過する地元の中学生、高校生の需要があると判断して始めた」と話すのは前橋工科大大学院2年の広瀬朋也さん(24)。今年7月、同大の学生が弁天通りに中高生向けの有料学習スペース「ベンテンスタディープレイス」を開設した。群馬大医学部生による指導が売りで、現在は計6人が学ぶ。

 3日にはベンテンスタディープレイスとして弁天通りで毎月開かれているイベント「弁天ワッセ」に初出展する。同大建築学科の学生が製作した模型などを展示するといい、広瀬さんは「交流が今から楽しみ」と話す。

 市内の学生らで構成するNPO法人「ネクストジェネレーション」が運営する若者対象の無料交流スペース「エヴァラボ」は9月に誕生した。中央通り沿いにあり、休日のイベント時には30人近くが集まる。

 慶応大1年でNPO法人の理事長を務める小高広大さん(21)は「立地がいいので、ちょっと立ち寄る大学生やパソコンを使って仕事をする会社員が多い」と話す。現在の開館時間は平日午後4~9時、土日同1~8時だが、「セキュリティーを確保した上で24時間化を検討したい」としている。

 県内を拠点に活動するセクシュアルマイノリティ支援団体「ハレルワ」も新たに進出する。連日長蛇の列ができている「ラーメン二郎」のあるオリオン通りの一角に、NPO法人ぐんま若者応援ネットの「アリスの広場」との共同スペースを、年度末を目標に開設する。

 ハレルワ代表の間々田久渚さん(28)は「交流の場として高崎のソシアスを多く使ってきたが、車を運転できない中高生からするとアクセスが良くなかった」と説明。常設の拠点を探す中で、立地の良さから決めたという。

 市にぎわい商業課の倉林薫課長は「若い人たちが若い人を呼び込んでほしい。昔からいる人と連携すれば相乗効果も狙える」と期待を込める。

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