包丁で職員に切り付け 障害者施設体験入所の男逮捕 前橋東署
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 11日午後8時10分ごろ、前橋市の知的障害者向けグループホームで、体験入所中だった男(31)=渋川市=が、世話人の男性介護福祉士(59)=玉村町=に包丁で切り付けた。群馬県警前橋東署は12日、殺人未遂の疑いで男を逮捕した。男性は額に軽いけが。同署が詳しい動機などを調べている。

 逮捕容疑は、施設の台所で、男性の胸に包丁(刃渡り約17センチ)を3回突き出すなどして殺害しようとした上、包丁を投げ付けてけがを負わせた疑い。

 同署によると、男は「殺そうと思って包丁を振り回した」などと容疑を認めている。台所にあった包丁を持ち出した。事件当時、施設には男を含めて入所者5人がいた。

 施設を運営する社会福祉法人によると、男は昨年12月に同法人が運営する別の施設に入所したが、約1カ月後に渋川市内の病院に入院。今年4月以降、入院しながら複数回、同ホームに短期間の体験入所をしていた。

 同法人は「今回の事件を重く受け止め、職員の安全確保に努めていきたい」としている。

 中毛地域のある障害者支援施設によると、人材不足の中で経験が浅い職員も多く配置され、入所者の行動に応じた適切な対応ができず、結果として入所者が職員にけがをさせてしまうこともあるという。

 職員の受傷事故防止のため県は、施設職員や管理者向けの研修会を通じ、利用者の特性を把握して適切なサービスを提供するよう指導しているという。

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