専門の医療通訳確保を 県立女子大 講演会で課題や現状
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医療通訳の課題を説明する山口代表理事

 群馬県内で生活する外国人が増える中、医療通訳の課題について考える講演会が14日、玉村町の県立女子大で開かれた。医療通訳の派遣や養成を行うNPO法人「群馬の医療と言語・文化を考える会」のメンバーが現状を説明、専門職の医療通訳を確保すべきだと強調した。

 同会の山口和美代表理事は県内の外国人の生活実態を紹介し、「約半数の外国人住民がコミュニケーションに不自由を感じている。医療についての情報が最も必要とされている」と説明した。一方で、患者が通訳を依頼し、負担するべきだと考えている医療機関もあるとし、患者側の要望と病院側の考え方の違いを指摘した。

 医療通訳コーディネーターを務める原美雪副代表理事は、通訳料や同会の運営費として、協定を結んだ医療機関と患者が2000円ずつ負担していると説明。同会は2013年から活動しているが「派遣事業を続けるには、医療通訳をボランティアから専門職に変え、人材を確保する必要性がある」と訴えた。

 多文化共生社会の実現に向け、同大が「地域日本語教育講演会」として開講。70人が耳を傾けた。

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