高速道路の死亡事故地点に赤色灯 「警察連想で事故減 期待」
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ドライバーに注意を促すため設けられた赤色回転灯=前橋市の北関東道東行き

 重大な交通事故を減らそうと、ネクスコ東日本は、群馬県内の高速道路で死亡事故が起きた地点に赤色回転灯を順次設置し、ドライバーへの注意喚起を強化している。未明の時間帯に重大事故が相次いでおり、県警は赤色灯を目にして気を引き締めるドライバーが増えることで事故抑止効果を期待している。

◎大幅増加で県警高速隊が要望
 県警高速隊によると、県内の高速道路では今年1~11月に死亡事故が4件発生し、10~40代の5人が犠牲となった。前年同期の1件1人に比べて大幅に増加している。交通量が比較的少ない未明から早朝にかけての時間帯に多く発生しており、いずれも追突した車の運転手や同乗者が亡くなっている。12月には高齢者の逆走による死亡事故も起きている。

 事故抑止のため県警をはじめとする関係機関は夜間のパトロールを強化しているが、高速隊はドライバーにさらなる注意喚起が必要な危機的状況だとして、ネクスコに死亡事故の発生現場に赤色灯の設置を要望した。

 要望を踏まえて同社は11月末、沿道の住宅に光が漏れにくいなどの条件が整う前橋市の北関東道東行き、みなかみ町の関越道上り線の2カ所に、新たに赤色灯を取り付けた。既に、渋川市の関越道上り線や伊勢崎市の北関東道西行き、安中市の上信越道上下線にも設置している。

 高速隊は今後も重大事故が発生した場合、発生地点に赤色灯の設置を依頼する方針。「夜間は漫然とした運転が起きやすい。赤色灯を目にして警察車両を連想したドライバーが、アクセルを緩めたり、周囲の状況に気を付けたりして事故減少につながれば」と期待している。

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