交通事故死 最少61人 昨年の群馬県内 高齢者が半数以上
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 2019年に群馬県内で発生した交通事故の死者数は前年比3人減の61人で、統計を始めた1953年以降最少だったことが6日、県警のまとめ(速報値)で分かった。最も多かった72年の351人の2割以下となった。65歳以上の高齢者は55.7%の34人を占め、歩行中や車の運転中に亡くなったケースが目立った。

 県警交通企画課によると、年間死者数は53年の86人から増加傾向で、72年がピーク。その後は82年の152人まで減少傾向だったが、再び増え始めて94年は256人に上った。2007年に100人となり、15年68人、16年62人、17年67人、18年64人と近年は60人台で推移している。

 19年の事故状況の内訳は、歩行中が19人、自転車に乗車中が6人、車の運転中が21人、車に同乗中が7人、二輪車の運転中が8人。高齢者だけでみると、歩行中と、車の運転中がそれぞれ13人、自転車に乗車中が4人などだった。

 高齢者が過失の重い「第1当事者」となった死亡事故は20件(33.9%)で、前年の28件(43.8%)よりも減少した。75歳以上も14件(23.7%)と、前年の16件(25.0%)より減った。

 人身事故の発生件数は前年比9.6%(1253件)減の1万1834件で、負傷者数は11.2%(1881人)減の1万4846人だった。

 県警は19年、中学や高校の生徒会が主導する自転車のマナーアップ運動や高齢者向けの交通安全教室などに力を入れた。同課は死亡事故の抑止に一定の効果があったとするものの、「飲酒運転や横断歩行者妨害、携帯電話の使用などの指導や取り締まりを強化し、関係機関との街頭活動を通してさらに事故を減らしたい」としている。

 警察庁によると、昨年の全国の死者数は前年から317人減の3215人。統計のある1948年以降で最少だった。都道府県別で人口10万人当たりの死者数は徳島(5.57人)が最も多く、最少は東京(0.96人)。群馬県(3.13人)は26番目に多かった。

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