救急出動が最多の9万6364件 搬送6割が高齢者
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 2018年の群馬県内の救急車による救急出動は前年比4.4%増の9万6364件で過去最多を更新したことが12日までに、消防庁のまとめで分かった。搬送者数も3.7%増の8万8225人で過去最多となった。搬送者に占める65歳以上の高齢者の割合は6割に上った。

 同庁や県によると、救急出動の内訳は「急病」が6万1217件で、全体の63.5%を占めた。けがなど「負傷」が1万2769件(13.3%)、「転院転送」が9325件(9.7%)。「交通事故」は7971件(8.3%)だった。搬送者のうち65歳以上の高齢者は5万2839人で、全体の59.9%を占めた。

 119番通報を受けてから病院に到着するまでの平均時間は3.7分で、全国平均より3分近く短かった。

 救急出動の増加について県消防保安課は「高齢人口が増えていることに加え、夏場の熱中症搬送が増えたことが要因ではないか」と分析している。

 一方、全国の救急出動は4.1%増の660万5213件に上り、9年連続で過去最多を更新した。県内同様に高齢者の増加などが背景にあり、4.8秒に1度の頻度で出動した計算になるという。

 119番通報からけが人や病人を病院に届けるまでの時間は全国平均で39.5分。10年前より4.5分、20年前より12.8分延びた。出動の理由は急病が65.0%で最多。負傷が15.1%、転院搬送が8.2%、交通事故が7.0%で続いた。搬送された人は596万295人で、65歳以上の高齢者が59.4%を占めた。

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