旧群馬町一家3人殺害 発生から22年 遺族「人生壊された」告白
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情報提供を呼び掛ける大場刑事部長(左)

 1998年1月に旧群馬町(現高崎市)で起きた一家3人殺人事件から22年となった14日、事件で両親と祖母を亡くした女性(42)が上毛新聞の取材に応じた。女性は「22年という歳月をとても短く感じています。人生のほとんどを壊され、味のない、無意味な時間が長かったからかもしれません。その中で生きる意味を求め、前を向いて過ごしてきました」と事件からの日々を振り返った。さらに、「現在も事件は未解決のまま、時間は止まることなく進んでいます。犯人が見つかることを心から望んでいます」とメールを通じ回答を寄せた。

◎刑事部長「一刻も早く所在突き止めたい」
 群馬県警は同日、JR高崎駅で、殺人容疑で指名手配中の元トラック運転手、小暮洋史容疑者(50)の特徴などが書かれたチラシとティッシュを通行人に配布し、情報提供を呼び掛けた。

 県警本部と高崎署員計39人に加え、殺人事件被害者遺族の会「そらの会」のメンバーも協力。「手のにおいをかぐ」「爪をかむ」といった小暮容疑者の癖を紹介するパネルも掲示した。

 小暮容疑者は顔見知りの女性にストーカー行為を繰り返した後、98年1月14日夜に旧群馬町三ツ寺の女性の自宅で、女性の両親と祖母の3人を殺害、車で逃走したとされる。

 捜査本部は58人態勢で小暮容疑者の行方を追っている。車や身体的特徴などの情報は発生から昨年12月末までに2487件寄せられたが、逮捕につながる有力な手掛かりはないという。大場健一刑事部長は「一刻も早く所在を突き止めたい。ご遺族、被害者の無念を晴らすため、ささいなことでも情報提供をお願いしたい」と話した。

 警察庁は事件解決に結び付く情報提供に対し、最高300万円の報奨金を支払うとしている。情報は捜査本部(電話027-328-0110、フリーダイヤル0120-547-590)へ。

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