犠牲6人の慰霊碑を建立へ 防災ヘリ墜落で吾妻広域消防本部
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 群馬県防災航空隊や吾妻広域消防本部の職員ら9人が死亡した2018年8月の県防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故で、吾妻広域消防本部(東吾妻町原町)が今年8月の命日までに犠牲になった職員6人の慰霊碑建立を計画していることが、15日までに分かった。今春新築移転する同消防本部の敷地内(同町植栗)に、7月をめどに建立する。慰霊碑建立は県も検討しているが、具体的な時期などは決まっていない。

◎県も渋峠付近に建立の意向
 慰霊碑には、同消防本部所属だった田村研さん=当時(47)、水出陽介さん=同(42)、塩原英俊さん=同(42)、黒岩博さん=同(42)、蜂須賀雅也さん=同(43)=と県防災航空隊に派遣中だった岡朗大さん=同(38)=の名前が刻まれる予定。慰霊碑の大きさや刻む碑文などの詳細については今後、遺族と話し合いながら検討していくという。

 同消防本部と東部消防署の新庁舎は、同町植栗の旧太田中跡地に建設されており、工事が完了する今春にも現在の庁舎から機能を移転する。その後、慰霊碑を新庁舎の敷地内に建立する計画という。

 県の慰霊碑については、昨年9月に山本一太知事が中之条町山中の墜落現場を訪れるなどして建立場所が検討されている。墜落現場に近い渋峠周辺に建立する方向で、県が遺族らと協議を進めている。

 田村研さんの父で、遺族会の会長を務める田村富司さん(79)は「消防本部の慰霊碑によって、県の慰霊碑建立にもつながってくれればいい」と話した。

 事故は18年8月10日、県防災ヘリが中之条町の山中に墜落し、搭乗員9人全員が死亡した。このうち搭乗していた県防災航空隊に派遣されていた2人を含む7人が消防職員。他の2人は県が運行を委託していた東邦航空(東京)の社員だった。

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