地盤に沼? 完成に半年以上遅れ 建て替え中の太田市尾島体育館
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 建て替え中の群馬県の太田市尾島体育館(同市亀岡町)の完成が基礎工事の中断により、当初予定の3月末から半年以上ずれ込むことが分かった。長さ4メートルのくい40本を埋設しようとした際、11本が「支持層」と呼ばれる安定した地盤まで届かなかったためだ。その後の調査で、かつて直下に深い沼があったとみられることが判明。建設計画の見直しを余儀なくされ、市は頭を抱えている。

◎設計段階のボーリング調査でも判明せず
 市によると、異変に気付いた後、国土地理院の航空写真や近隣住民の話で、1980年の旧体育館建設前に沼があったらしいことが分かった。詳しい位置や埋め立て工事の記録は庁内に残っていないという。

 新体育館の設計段階で、敷地内2地点の地盤をボーリング調査したものの、たまたま沼以外の場所だったとみられる。市スポーツ施設管理課の担当者は「まさかだ。旧体育館がしっかり建っていたので安心していた」と予想外の事態に困惑を隠せない。

 沼を埋めた土壌には、ビニールや瓶、缶、タイヤなどのごみも含まれていた。40年以上前のことで、不法投棄かどうかは分からないという。建設計画を見直しているほか、今後行う土壌調査で有害物質が出た場合は追加の工程が必要になる可能性もある。

 同課は「問題をクリアし、市民に早く利用してもらえるようにしたい」と説明している。

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