特殊詐欺被害が6億円超 カード窃取型増加 県内の昨年まとめ
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 群馬県内で2019年に確認された特殊詐欺被害は前年比26件増の263件に上り、被害額は44%増の6億0430万円だったことが19日までに、県警のまとめで分かった。近年、増加傾向にあるキャッシュカード窃取型被害を18年から統計に盛り込んだため、件数は過去最多を更新、被害額は過去10年で4番目に多かった。

 被害の内訳をみると、オレオレ詐欺は6件減の141件で、被害額は25%増の2億9910万円だった。このうち90件は金融機関の職員などを名乗る男にキャッシュカードを渡してしまうカード手交型の被害だった。架空料金請求詐欺は17件減の21件で、被害額は48%増の1億4270万円。融資保証金詐欺と還付金詐欺はそれぞれ2件だった。

 警察官などを装い電話をかけ、準備させたカードを別のカードと交換するカード窃取型(カード詐欺盗)被害は71件増の96件に上り、被害額は前年の3倍強に当たる1億5840万円に急増した。

 被害者は女性が213人と全体の8割を占めた。男性は50人。年齢別では65歳以上が241人(91.6%)、60~64歳は9人(3.4%)だった。

 県警は電話の発信者に通話内容の録音を予告する装置などの設置を呼び掛けるとともに、被害が集中する高齢者向けの啓発活動を強化する。担当者は「犯人からの電話に直接出ないことが重要。カードを渡したり、暗証番号を教えたりするのは絶対にやめてほしい」としている。

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