氷上ワカサギ釣り「涙の解禁」 赤城大沼 暖冬で10日遅れ
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午前7時の解禁と同時に大勢の釣り人が氷上に繰り出した(アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます)
氷上でワカサギとの駆け引きを楽しむ釣り人

 群馬県の赤城山の冬の風物詩、氷上ワカサギ釣りが22日、赤城大沼(前橋市富士見町)で始まった。暖冬の影響で例年よりも10日ほど遅れての解禁となった。実施が危ぶまれただけに、地元の観光関係者は「涙の解禁だ」と喜んだ。解禁を待ちわびた愛好家約350人は銀世界の中、穴に糸を垂らして楽しんだ。

 午前7時、氷点下10度を下回った赤城大沼には、平日にもかかわらず大勢のファンが列を作った。解禁されると、氷結した湖面に風よけテントを張って静かに当たりを待った。

 解禁されたのは湖東部(大洞地区)と西部(沼尻地区)。愛好家は釣ったワカサギを見つめ、「ずいぶんかわいいね」「今年は大きい」などと笑顔で言葉を交わした。毎年来ているという前橋市金丸町の小林昭次さん(68)は「今年はできないかと思っていた。一年のうちで最も楽しみ」。千葉市から友人と訪れた大学生の小井田那親さん(22)は「景色が良く、2年前から来ている。こういう時間が幸せ」とし、3時間で15匹ほどを釣り上げた。

 地元からは安堵あんどの声が聞かれた。湖畔の「青木旅館」の青木猛さん(56)は「ここまで氷が張らなかったことは過去になく、異常だった。涙の解禁だ」と振り返った。3日に結氷したが、19日まで氷の厚さが解禁目安の15センチという基準に達しなかった。湖の中央付近は間もなく解禁予定という。

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