《ぐんま再発見》みなかみ・たくみの里 リニューアルで体験売りに
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地元グルメや作家の作品らが並ぶ新しい土産売り場

 工芸など多様な体験を楽しめる群馬県みなかみ町須川の道の駅「たくみの里」が、関連施設のリニューアルを進めている。大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」や東京五輪・パラリンピックによる観光客の増加を見据え、土産品販売や情報発信などの機能を充実させる。地域住民とも連携し、多彩な企画を展開してPRを図っていく方向だ。

■親子連れに焦点
 リニューアルでは、これまで別々の建物で開いていた人気企画のそば打ちや豆腐作り、こんにゃく作りを中央施設の総合案内所「豊楽館」で実施できるよう同館を改修する。親子連れの来訪を促すため、「昔の遊びなどを体験できる遊び場を里の中に整備することも計画している」(町観光商工課)。

 農産物直売所の隣に土産品売り場を移設するなど施設の配置を変え、以前の土産品売り場には休憩スペースのほか、観光情報などを発信するコーナーを設ける。トイレも改修する。

 広いエリアを観光客に回遊してもらうため、ガイドマップも作成した。みなかみ 農村公園公社の本多結さんは「里全体の良さが伝わるとして 、地元の人からも好評だ」と手応えを話す。案内掲示板の設置も今後検討する。

■地元作家が活躍
 魅力を対外的に売り出すため、たくみの里で制作活動に取り組む工芸作家「たくみ」たちも積極的に動いている。

 作家らは月に一度、情報交換会を開いてイベントなどの情報を共有。日ごろの活動やイベントを通じて周辺を盛り上げるために協力する構えで、今月は住民らと連携して周辺の温泉街や観光地を竹灯籠で彩る「かがよふあかり」を開催している。

 作家の一人で、七宝焼を手掛ける大堀由里さんは「地域の人にも、もっと気軽に立ち寄ってもらえる場所にしたい」と、さらに地元と一体となった活動を思い描く。

 たくみの里での動きに、観光関係者は波及効果を期待する。海外からの観光客も多い法師温泉をはじめ、猿ケ京温泉や湯宿温泉といった周辺温泉地との周遊も見込めることから、町観光協会は「DCや東京五輪の後の誘客にも影響する。町全体の盛り上がりにつながってほしい」としている。(高野誠也)

 たくみの里(みなかみ町須川) 旧三国街道の須川宿を中心に、竹細工や七宝焼、和紙といった手工芸品などの制作が体験できる「たくみの家」が点在する。2005年に道の駅に登録され、年間40万人前後の観光客が訪れている。

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