児童虐待の相談件数が2.6倍の638件 過去10年で最多 県警まとめ
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 2019年に群馬県警に寄せられた児童虐待の相談件数は前年の2.6倍の638件と急増し、過去10年で最多となったことが6日、県警のまとめで分かった。摘発者数、警察が児童相談所に通告した件数も最多。虐待に対する社会的な関心の高まりが相談件数を押し上げたとみられる。

 県警少年課によると、相談件数の内訳は、暴言を吐いたり、子どもの前で配偶者に暴力を振るったりする心理的虐待が前年の5倍超の288件。身体的虐待は151件、育児を放棄するネグレクトは22件、性的虐待は6件。相談を受けたが虐待と認められなかった事案は171件だった。

 摘発者数は前年比19人増の69人。身体的虐待の摘発が61人と最も多く、性的虐待は6人。置き去りにしたとするネグレクト、包丁を振りかざしたとする心理的虐待が各1人だった。児相への通告件数は3.2倍の341件。

 加害者は実父が29人、実母16人、継父・養父15人などの順。被害者は小学生28人、中学生25人、幼児9人、高校生ら6人となった。

 同課は、被害者が乳児や小学生だと自ら相談できないことが多いと指摘。「結果として虐待はなかったとしても、早期解決のために積極的に相談してほしい」としている。

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