「引きこもるより里山へ」 赤城南麓で農園や民泊プロジェクト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
参加者は野菜の収穫、販売や乗馬体験といった経験を通じて元気を取り戻している

 引きこもるより里山へ―。赤城山南麓の農園や民泊施設と都内の通信制高校長らが連携し、昨夏から「さとこもりプロジェクト」に取り組んでいる。引きこもりがちな社会人や不登校の子どもたちに、農作業や収穫した野菜の販売などを通じて役割を与え、笑顔を取り戻してもらう体験企画だ。定年退職後の移住を見据えた一般の参加者もおり、都市部から人を呼び込んで地方の活性化にもつなげようと活動する。

◎都内不登校児らに農作業や直売体験
 2月上旬の龍蔵寺・青柳大師(前橋市龍蔵寺町)に10人ほどの子どもや大学生が集まっていた。節分会でまくお菓子や景品のイチゴを詰めたり、お札の準備を手伝い、昼食には釜で炊いたご飯や新鮮な野菜をほおばった。都内から参加した男子中学生は「豆まきをするのは初めてだから楽しみ」と笑みをこぼした。

 企画の中心となったのは精華学園高校町田校(東京都町田市)の校長、椎名雄一さん(47)。引きこもりの生徒たちが外に出るきっかけになれば、と立ち上げた。ともに赤城山南麓にある長谷川和俊さん(51)の農園と、民泊も営む交流スペース「IRORI場」が協力している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事