県立高校など2日から一斉休校 県教委 自治体は対応まちまち
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 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)拡大防止に向けた政府からの要請を受け、群馬県教委は28日、県立高校などを3月2日から春休み開始まで一斉休校することを決めた。前橋、高崎など34市町村教委も同日以降、小中学校などを順次休校する。太田市は中学校を休校するものの、小学校は授業を続ける。各自治体が慌ただしく対応を決める中、教育機会や適切な居場所をどう確保するかが課題となる。

◎県内小中高 居場所確保が課題
 児童生徒は春休み終了まで1カ月余り登校しない可能性があり、家庭学習などをして過ごすことになる。共働きや1人親の家庭に配慮し、小学生を放課後に預かる放課後児童クラブ(学童保育)は運営を続ける。学童保育の指導員が不足する事態に備え、県教委は教職員を派遣して運営を支援することを検討する。登校日を設け、子どもの様子を確認する市町村もある。

 県は県立の高校と特別支援学校、中央中等教育学校を休校する。山本一太知事は28日、「政府が今後1~2週間が感染拡大を防ぐ瀬戸際としていることを踏まえて決めた」とした。特別支援学校は配慮が必要な子どもが多く、日中に預かる放課後等デイサービスの情報を保護者に提供する。

 前橋市は4日から休校。共働き家庭などの児童に対し「スクールホーム」として午前から小学校で預かる独自の対応を取る。塩崎政江教育長は「保護者の不安を取り除くため」と説明した。高崎市は2日から休校し、子どもの居場所として各校の体育館などを開放する。富岡賢治市長は「放課後児童クラブは通常申し込んでないと入れないが、弾力的に受け入れてもらうようお願いした」と述べた。

 太田市は週明け以降も小学校と市立太田養護学校を休校せず、感染対策を強化した上で授業を続ける。清水聖義市長は、小中高校などに休校を求める一方、学童保育は継続するとする政府の立場は合理的でないとし、「国は認識が浅い。『右へならえ』はやめて独自に考えた」とした。中学、高校は3日から休校する。同市や藤岡市は休校を2週間前後とする。

 政府の要請を受け、いち早く休校を決めた渋川市。未履修事項は次学年で、小6は中学で学ぶこととした。期間中、地域での見守りが必要になるとし、自治会連合会や民生委員児童委員協議会に協力を依頼した。

 県によると、28日夕までに県内の私立の小中高校計16校が2日以降休校する方針を決めている。

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