北陸新幹線 延伸5年 アクセスが向上 県内の産業効果が課題
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金沢発のレモネードブランドの販売店=高崎オーパ

 北陸新幹線は長野―金沢の延伸開業から14日で5年となる。富山、石川両県など北陸方面と群馬県とのアクセス時間は大幅に短縮し、利便性が向上。観光需要や小売りの出店を刺激し、インバウンド(訪日外国人客)を目的とした沿線都市の連携が定着している。一方、県内産業へのさらなる波及効果や、県などが求める最速列車「かがやき」の県内停車の実現といった課題もある。敦賀(福井県)への延伸を3年後に控え、自治体や企業の新たな取り組みが求められそうだ。

 JR東日本高崎支社によると、観光需要が大きいゴールデンウイークの北陸新幹線高崎―軽井沢間輸送人員は、金沢延伸直後の2015年が前年の2倍強の72万2000人。支社は「延伸効果は確かにあった」と受け止める。曜日配列によって統計期間が15年より2日少なかった19年でも78万9000人と好調を維持した。

 17年10月にJR高崎駅前で開業した大型商業施設「高崎オーパ」。金沢発のレモネードブランドや回転ずしが当初から営業を続け、北陸との近さを演出する。運営するアイエムエムフードサービス(金沢市)は「レモネードは石川県外では初出店。新幹線でつながったのが大きな理由」と強調する。

 一方、企業立地を促す県企業誘致推進室の担当者は「金沢延伸に伴った北陸から県内への企業立地の成果に結び付いていない」と明かし、敦賀延伸に伴う関西方面からの立地に期待を込める。

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