「予見の法解釈 誤り」 前橋の女子高生死傷事故で検察が控訴
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 前橋市北代田町の県道で2018年1月、乗用車で女子高校生2人をはねて死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた男(87)=同市=について、前橋地検は19日、無罪を言い渡した一審前橋地裁判決を不服として控訴した。

 一審判決は、事故原因について、服薬の副作用による血圧低下で意識障害に陥った可能性が高いと認定。医師らから副作用の説明を受けた証拠がなく、被告が「意識障害が生じることを予見することはできなかった」と結論付けた。

 捜査関係者によると、検察側は、意識障害は日常的なめまいなどの延長であり、正常な運転が困難だと予見は可能だったと判断。一審判決は事故の原因や経緯を厳格に捉え過ぎているとして、事故の予見可能性の法解釈に誤りがあるなどと訴える見通し。

 事故は18年1月9日朝に発生。男は乗用車を運転中、自転車で走っていた市立前橋高1年の太田さくらさん=当時(16)=と同校3年だった女子生徒=同(18)=をはね、太田さんを死亡させ、生徒に脳挫傷などの大けがを負わせた。

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