SL軸に外国人誘客 JR高崎支社
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SLをモチーフとしたホーム待合室のイメージ
重厚感ある駅名標のイメージ

 観光誘客を図るため、JR東日本高崎支社は7日、SLを軸にした新事業を国内外で展開すると発表した。シンガポールで今月23~29日、SLの動画上映や冊子の配布で日本の鉄道文化を発信し、新たなインバウンド需要を掘り起こす。群馬県内では北毛地域の上越線4駅について、待合室や駅名標などをSL風のデザインに刷新。全国の鉄道ファンにアピールする。

 シンガポールの中心地にあるJR東日本の拠点「ジャパン・レール・カフェ」でSLのほか、駅そばや駅弁を紹介する動画を上映する。会員制交流サイト(SNS)で発信してもらうため、SLをテーマにした撮影スポットを設ける。土日を中心に、SLが運行する上越線沿線のみなかみ町が観光地をPRする。

 同支社は「シンガポールからの訪日客はリピーター率も高く、滞在期間も長いため、群馬などの地方を訪れる可能性がある。SLが受けるかどうかも市場調査したい」と説明する。

 県内では上越線の水上、後閑、沼田、渋川のSL停車駅の駅名標を、SLの動輪をモチーフとした重厚感あるデザインにし、トイレはレトロな和の雰囲気を持たせる。沼田、渋川両駅の待合室は、SLの古い客車をイメージした造りにする。いずれも、本年度中の完成を計画している。

 同支社は高崎駅の自動販売機にSLをあしらったり、児童がSLの車内で沿線の歴史や文化に理解を深める「鉄育てついく」を始めたりと、さまざまな取り組みを展開している。同支社は「SLを通して、インバウンドや地域の活性化につなげていきたい」としている。

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