《新型コロナ》前橋在住の男性医師と高崎の自営業男性が感染
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 新型コロナウイルスの感染拡大で、群馬県は24日、公立館林厚生病院(館林市)に勤務し、同ウイルス感染症患者の診察に当たっていた前橋市の60代の男性医師の感染が判明したと発表した。同病院は同日から2週間をめどに外来と救急、新たな入院患者の受け入れを休止した。すでに入院している患者の治療は続ける。保健所を管轄する中核市の高崎市も同日、市内の60代の自営業男性の感染を確認したと発表した。県内の感染確認は4市町に住む13人となった。

◎医師は感染症を専任で担当
 県によると、男性医師は2月から別の医師と2人で、同ウイルス感染症の専任医師としてクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」や群馬県で感染が確認された患者を担当していた。感染者や疑い例を診察する際は防護服を着用し、1日5回の検温で体調を管理していた。

 22日まで症状はなかったが、23日午後に37度台の発熱があり、帰国者・接触者外来で検体を採取した後に帰宅した。24日に入院し、PCR検査で陽性と判明した。容体は安定している。

 発症前の2週間は県外に出掛けておらず、発症後は自家用車で移動していた。同居の家族は妻のみ。県は院内感染の可能性を含む感染経路の把握と濃厚接触者の調査を進める。

 同病院は邑楽館林地域の基幹病院で第2種感染症指定医療機関に指定されている県内11カ所の一つ。地域医療体制の維持について、山本一太知事は24日の臨時会見で「栃木や埼玉、茨城といった県外の医療機関にも協力を依頼するなど県としてもサポートしたい」との考えを示した。

 高崎市によると、自営業男性は日本国籍で1人暮らし。2月3日~3月5日に家族が住むフィリピンに渡航した。帰国後の15日から37度台の発熱があり、23日に医療機関に電話相談して帰国者・接触者外来で検体を採取した。24日のPCR検査で陽性が判明し、入院した。

 糖尿病の基礎疾患があるが、容体は安定している。聞き取りに対し、仕事は店舗形式ではなく、発熱した15日以降は「ほぼ外出していない」と説明。帰国者・接触者外来を訪れる際にタクシーを利用したといい、市は今後、詳しい行動歴や濃厚接触者を調べる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事