《新型コロナ》学校再開判断4月下旬に 授業動画は20日以降に
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う群馬県と市町村の臨時休校で、県教委は9日、5月に学校を再開するかどうか判断する時期が大型連休前の4月下旬になるとの見通しを示した。ウイルス感染の動向や、体温計など学校現場を守る物資の調達状況を見極める。県教委による教科別の授業動画のインターネット配信は20日以降に開始することも明らかにした。

 県庁で9日に開かれた35市町村教委の担当者を集めた会議後、県教委幹部が報道陣の取材に答えた。

 5月に再開するかどうかの判断について、村山義久教育次長は市町村に一律の対応を求める可能性があるとした上で「連休前には結論を出さなければならない。状況をしっかり見つつ、市町村が混乱しないようにできるだけ早く示したい」と述べた。

 笠原寛県教育長は会議の冒頭、休校措置を巡り新学期直前に多くの市町村に方針転換を求めたことについて、「事前に十分な意思疎通ができていなかった。厳しい日程の中で対応していただいた」と語った。会議では、市町村から、方針発表前の丁寧な情報共有と合意形成を求める声が上がったという。

 一方、9日には新たに中之条町が13日~5月6日、高山村が13~26日に休校することを決めた。県内では上野、南牧の両村を除く33市町村が臨時休校する。

 県教委が作る学習支援用の動画は、小学校の国語、算数、外国語、中学校の国語、社会、数学、理科、英語の配信を予定する。1本15~30分で、休校中の3、4月に学ぶはずだった範囲の基礎知識を中心に県教委の指導主事が教える。配信は20日以降に開始する。

 運動不足を解消するための簡単な運動や、手の洗い方などの動画も作り、早ければ来週にも公開する。

 県教委は「動画はあくまで補助」とし、学習の柱は各校がそれぞれ出す課題だと説明している。自宅に通信環境が整っていない場合も想定されることから、子どもを受け入れる学校施設での視聴や群馬テレビでの放送といった対応も検討している。

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