利根中央病院の看護師感染 外来や救急休止「不安」
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 利根中央病院(群馬県沼田市)の看護師が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、住民には「とうとう利根沼田で感染者が出た」と動揺が走った。地域医療の拠点を担う病院だけに外来や救急搬送の受け入れ中止などの影響を心配する声も多い。同市が20日に開設した相談電話窓口には市民らから34件の相談や問い合わせが相次いだ。

 市によると、同病院は外来患者を1日平均800人ほどを受け入れており、外来中止の影響は大きい。利根沼田地域では7病院が救急搬送に対応するが、同病院が半数近くを受け入れているという。担当者は「一日も早い受け入れ再開をお願いしている」と話す。

 3歳と5歳の子どもを育てる南雲麻衣さん(34)は「発熱や予防接種、夜間の緊急時はいつも利用していたので休止は不安だ」と話す。沼田市の男性(76)は「大変驚いた。患者のために尽くしている看護師が感染してしまっては気の毒だ」とした。

 市の電話相談窓口には「利根中央病院を受診したので心配」「熱やせきの症状がある」といった問い合わせがあった。

 利根沼田地区の5市町村は同日、感染拡大防止と感染発生時のリスク分散のため、それぞれ分散勤務などを行うことを決めた。21日から職員を班に分けて在宅勤務や庁舎勤務を交代で行う。みなかみ町は町有施設3カ所をサテライトオフィスとして活用する。

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