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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一斉休校の影響で、虐待や子育てに関する相談に変化が生じている。群馬県内3カ所の児童相談所(児相)には4月上旬以降、親子で長時間家の中にいるストレスが発端となった相談が寄せられた。群馬県教委への悩み相談は急増。県立学校の休校が5月末まで延長され、小中学校も同様の対応を取る市町村が多い中、感染対策と同時に自宅で過ごす親子の心の負担をケアする必要性が高まっている。
◎「疲れた」「外出たい」 在宅ストレス深刻に
「子どもがずっと家にいて、疲れてしまう」。前橋市の中央児相に4月上旬、小学生の母親から電話があった。職員は母親の話に耳を傾け、ねぎらい、思い詰めないよう気の持ち方を助言。その後も連絡を取るようにしている。子どもが見ている前での夫婦げんかの相談もある。
多くの小中学校は3月から休校しているが、様相が変わったのは4月上旬。児相の担当者は「当初は春休み明けまでと休校の“ゴール”が決まっていた。新学期以降も断続的に延びたことで、負担感がより増した可能性がある」とみる。
休校により、学校が子どもの様子を確認できる機会も減った。例年、学校からの虐待の情報提供は警察や知人・隣人に次いで多い。児相は「虐待事案はただでさえ潜在化している。さらに休校が延びれば、深刻化しかねない」と懸念する。もともとケアを必要としていた家庭を中心に、市町村や学校と連携して対処するという。
県教委の子ども教育・子育て相談と、24時間子供SOSダイヤルに寄せられた新型コロナウイルスにちなんだ相談は1月1件、2月5件だったが、3月は65件に急増。4月も16日までに33件あった。
子どもからは「休校で寂しい」「外に出たいが出られない」、保護者からは生活の乱れや先行きを心配する声が多い。県教委は「悩みを抱え込まず、相談してほしい」としている。